ご あ い さ つ


山口県音楽教育連盟
  会長 松田 和寛

(平成30年度会報あいさつ)
 平成 30 年度がスタートしました。各校におかれましては、前年度の成果をふ まえ、更なる飛躍をめざして、新たな組織で学校運営にお取り組みのこととお 喜び申し上げます。 本連盟は、昭和 28 年に発足して以来、65 年の長きにわたり、“音楽教育の振 興”と“音楽文化の向上”をめざし、山口県の音楽教育の進展に寄与してまい りました。これはまさに、先輩諸氏の献身的な努力によるものです。そこで、 私たちは、この伝統をしっかりと受け継ぐとともに、今後も、保・幼・小・中 ・高の会員が連携して、本連盟の取組をさらに発展させ、今後へと引き継いでいかなければなりませ ん。そのためには、音楽教育の質の向上を図り、全ての子どもたちの音楽性がレベルアップしていく ことをめざして、県下の音楽教育に携わる全ての教職員が情報を共有しながら音楽教育を推進してい くことが重要です。 4年後の 2022 年 11 月1日・2 日には、山口県で初めての、全日本音楽教育研究大会を開催します。 山口市を拠点として、全国から約 1,500 名の音楽教育関係者をお迎えする予定です。そして、大会 主題である「『楽しむっちゃ!音楽』〜響きあおう感動のコラボ〜(案)」のもと、授業研究や研究 演奏の成果を披露する予定です。この大会を成功させるためにも、今後は、校種間や会員相互の連携 をより一層強め、総力をあげて研究や準備に取り組んでいく必要があります。多くの皆様のご理解と ご協力をいただきながら進めてまいりたいと思いますので、どうぞ、よろしくお願いいたします。
さて、毎年開催しております本連盟主催の各種コンクールには、昨年度、県内の小・中・高校生 3,000 人を超える参加がありました。「山口県学生音楽コンクール」は、ピアノ・声楽・管弦打楽器 部門の個人のコンクールであり、これまで、世界や日本で活躍する演奏家を数多く輩出してきていま す。 「山口県学校合奏コンクール」は、器楽・吹奏楽・管弦楽による合奏コンクールです。昨年度は、 優秀な成績を収められた小・中・高校5校を、千葉県で開催された日本学校合奏コンクールグランド コンテストに推薦し、見事、金賞を受賞された学校もあります。「山口県創作コンクール」は、歌唱 と器楽の部門における作曲コンクールです。これまでの最優秀作品は、コンクールの財産として、ホ ームぺージに掲載をしています。参加してくださった皆様や、準備運営にあたってくださった関係者 の方々に厚くお礼を申し上げますとともに、本年度も多くの児童・生徒の皆さんが参加され、活躍さ れることを願っております。 県内の子どもたちが、音楽活動を通して、音楽を愛し、感性や情操を養いながら、心豊かな人生を 歩んでいけるようになることを願い、私たちは、本連盟の活動を推進していきたいと思っています。 そのために、県内の音楽教員が様々な方々とのつながりを大切にして、ふるさとを愛し、国際社会で 活躍する子どもたちが育つように努力していきたいと思いますので、今後とも、皆様方のご理解・ご 協力を賜りますようお願い申し上げます。 最後になりましたが、本連盟の活動に際しましては、山口県教育委員会をはじめ多くの関係機関の ご支援とご協力を賜っておりますことに深く感謝申し上げまして、ごあいさつといたします。